人間には、右利き・左利きがありますね。

「噛む」という行為にも、「利きアゴ」があり、左右同様に同じ回数ずつ噛んでいる人は、ほとんどいません。

ただこの噛む回数が、左右で極端に異なり、ほとんど片方でしか噛まない場合を「偏咀嚼(へんそしゃく)」と呼びます。

 

左右バランスよく食べ物をかみ砕いていれば、歯にかかる力は分散され、片側の歯に負担が集中することはありません。

しかし偏咀嚼になると、片側ばかりダメージ受けやすくなり、歯を弱らせ、その歯の寿命を短くしてしまいます。

食べ物は、噛み合わさる歯と舌の動きによって、食道へと移動されます。

噛まない方へ流れていった食べ物は、そこに留まり、汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病を引き起こす原因にもなります。

また、偏った咀嚼は、顎関節症の原因の一つでもあり、左右の顔の筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みにもつながります。

顔面の筋肉のバランスの崩れは、頭の位置もずれ、それを補おうと肩、首、背中の筋肉のバランスも崩れてきます。

そして、それが頭痛、肩こり、腰痛等の引き金になります。

偏咀嚼の原因は、虫歯や歯周病などで、片側しか使えないことや、歯並びの影響で噛みにくいことが挙げられます。

また、歯科治療で被せたり詰めたりした歯や、入れ歯の噛み合わせがあっていないことが原因になることもあります。

噛み合わせに問題がなくても、単なる癖で、片方ばかり噛んでしまう、という方もいらっしゃいます。

そういう方は、ご自分で左右バランスよく噛むことを意識するよう、心がけていただきたいですね。

このブログを読んで、「私、もしかして偏咀嚼かも?」と思われる方がいらっしゃいましたら、お気軽に歯科医院にご相談されることをお勧めします。

最後に、偏咀嚼のチェックポイントをお伝えしておきましょう。

1、左右どちらかの歯だけ、大きくすり減っていないか?

 2、眉の位置の高さがずれていないか?

 3、顎の位置が中心からずれていないか?

 4、左右のほうれい線の深さが違わないか?

さあ、鏡の前で、チェックしてみましょう!

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